2026-04-16

【プロジェクト・ヘイル・メアリー 上】 いろんな非現実的な要素すべてに納得感がある【小説】

 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」文庫版の上巻を読んだ。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー著(ハヤカワ文庫SF)

 少し前に「火星の人」を読んだ。映画「オデッセイ」を観た後にプロジェクト・ヘイル・メアリーを読んで映画も観に行こうと思っていたのだが、「オデッセイ」はNetfixでもU-NEXTでも配信してなかった。Netflixは配信ページがあったから観れると思っていたのに、ページがあるだけで配信はされてなかった。再配信されるまで待ってたら映画の公開が終わってしまう。というわけで予定変更。先にプロジェクト・ヘイル・メアリーの小説を読むことにした。

感想

 今まで一番面白い異星人との邂逅だ。少しずつコミュニケーションをとる過程がもどかしくもワクワクする。ETなんて観た事ないしな。指を合わせるシーンしか知らない。どうやってコミュニケーションを取るのだろうかと思ったが普通に会話できるようになったな。言語は一種の指数関数的システムだ、というのは興味深い。これ映画ではどう表現されるのだろう。
 前作もそうだが今作も科学とフィクションの塩梅がちょうどいい。設定が秀逸だ。なんで主人公が船に乗ってるのかはまだわかってないが、アストロファージの生態、遠い星に行く理由、コールドスリープする理由、いろんな非現実的な要素すべてに納得感がある。前作はちょっとよくわからない描写があったが、今作は科学的な思考が必要な要素もすらすら読める。

上「火星の人」 下「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

 「火星の人」と比べると「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のほうがだいぶ分厚いが「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の方が早く読み終わった感じがする。記憶喪失から始まってるからだろうか?0から思い出していく過程も追体験できるから、読みやすいのかな?

 さて、今作も割と絶望的な状態だ。最終的に地球に帰ることになるのだろうか、それとも『解決策を地球に送れました』めでたしめでたし、という感じで終わるのだろうか。上巻は記憶の回復とロッキーとのコミュニケーションがメインで本来の任務はほとんど進んでないからな。しかも、その目処もついていない。下巻で2人?がどう問題を解決していくのか、楽しみだ。