「火星の人」を読んだ。映画「オデッセイ」の原作だ。火星に取り残された宇宙飛行士の物語である。映画と小説のどちらを先に見るか悩んだが、小説から読むことにした。この後、映画もどこかの配信で見る予定だ。
文庫版を読んでいるので上下巻構成になっている。今回読んだのは上巻。下巻を読む前に、ひとまず感想を残しておこう。
面白い。特に地球サイドの展開がいい。火星サイドは思っていたより順調に進んでいる印象だが、地球側ではさまざまなドラマが起きていてドキドキの連続だ。「ワトニー生きてね?」という疑いから、「生きていました!」と発表する記者会見の盛り上がりは、読んでいてワクワクした。ここは映画でもぜひ観てみたい場面だ。どうやってワトニーを救出するか、NASAが総力を挙げてプランを練るくだりも非常に面白い。
もちろん火星サイドも完全に順調というわけではないが、思っていたほど絶望的でもない、という印象だった。ただ、上巻のラストではかなり絶望的な展開になり、少し驚いた。ここからどうやって生き延びるのだろうか。物語的には地球に帰るはずだが……。とにかく続きが気になる。早く下巻を読みたい。
小説の表紙は映画のビジュアルになっているが、かなり堅物そうに見える。小説のワトニーはもっと軽い感じのキャラクターなので、映画ではどう描かれているのか気になる。映画も早く観たい。