バトル・ロワイアルの下巻を読んだ。上巻の感想記事はこちら→【バトル・ロワイアル (上)】モブがいい【感想】。
上巻の感想からだいぶ時間が経ったが、軽く感想を書き残そうと思う。
感想の前に。
読み終わった後、軽く作者のことを調べてみた。他にどんな本出してるのかと気になったからだ。そしたらなんと、バトル・ロワイアル以降は何も出してなかった。残念だ。なるほど、十分稼いだというところか。と思ったが、後書きには次回作の構想があると書いてあった。現在、まだ次回作は出ていない。やはり、モチベが湧かなかったか。知らんけど。
さて、感想だが、先に結末についての感想を述べる。
オチはまあ、そんなもんかという感じだ。「実は首輪の無効化方法を知っていた」は流石にうーんという感じにはなった。もう少しゲームのルールを守って欲しかったところではある。せめて三村の爆弾作戦がちゃんと成功してたら、とも思わなくもない。あれでゲームマスターが死んでも、ルールの範囲内の妨害だから全然納得できる。まあ、首輪無効化もいい落とし所ではあるか。この作品、別にオチはどうでもいいからな。あくまで途中経過、クラスメイトたちが殺し合う、その感情描写が面白い。
灯台で6人女子チームが殺し合うところとかよかったよね。ああいう展開は大好きだ。このデスゲームの後半でこんな落ち着いた場所があったのかと思ったのも束の間、あっという間に全滅したのはちょっと笑った。小瓶を開けるシーンでオチが読めて「あっ」とはなったね。
相馬光子がどんな死に方をするかはずっと気になっていた。この女が生き残るとは思えなかったし。しかし、意外とあっさりとした殺され方だったな。もっと劇的な、激情に駆られるような死に方を期待していた。例えば、騙そうとしていた男に逆に騙されて殺される、みたいな。まあ、物語を通じて、この女の強かさは面白かった。ゲームが終わった後に気づいたけど、このゲームの参加者中学生なの!?中学生があんなセックスアピールしてたの!?普通に高校生だと思ってた。大東亜共和国の教育はどうなってるんだ!
しかし、やはり三村の爆弾が特に展開に何も影響を与えることがなかったのが本当に残念だ。「なんか爆発があったね」という世間話になる程度のインパクトしかなかった。せめて誰か巻き込まれろよ。
物語の筋書きに対してああすればよかったこうすればよかったと色々言っているが、別に本気で文句を言っているわけではないよ。あーだこーだ言うのを楽しんでいるだけだ。
オチにも色々言ってるが、最後、典子さんが桐山を仕留めたところは良かったね。いい終わり方だった。上巻で予想した七原を庇って撃たれるエンドよりもいいと思う。
いつか読みたい読みたいと思っていたバトル・ロワイアル。読めて良かった。今だとデスゲームものなんてありふれているけど、当時は割と大胆な設定だったのかな。バトロワ系大好き人間として、その原点を知ることができてよかった。