2024-09-24

【ホークス】9分の1の壁の先【2024 パ・リーグ制覇】

野球ホークス

優勝おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 この瞬間を3年間待っていた。正直形はどうでもいい優勝できるなら新幹線胴上げでもいいと思っていたけど、やはり勝って決めるのが最高だね。

悔しい3年間

 正直3年も優勝できないとは思わなかった。少なくとも近藤やオスナを補強した2023年は絶対優勝できると信じていた。しかしオリックスの牙城を崩せなかった。まさかの12連敗、9分の1、CS大逆転サヨナラ負け、トラウマだらけのシーズンだった。（石川柊太のノーヒットノーランとか嬉しいこともあったけどね。）
 山川やウォーカーを獲得した2024年、「今年こそは」という思いはもちろんあったが、2023年の最終的なゲーム差15.5ゲーム差をひっくり返すのかなり厳しいんじゃないかと思っていた。

2024年シーズン

 開幕戦、理想的な勝ち方をした。エース有原が抑え、主砲山川がホームランを打ち、守護神オスナが締める。今シーズンの形がはっきり見えた。オリックスの新エース宮城相手に白星を手にしたのも大きかった。
 前半戦は順調だった。先発転向した大津モイネロの好投、柳田山川近藤のオールスタークリーンナップ、開幕直前に支配下登録された育成三銃士の活躍などなど、走攻守全てにおいて12球団1の成績を残し、首位をひた走った。
 全てが順調だったわけではない、柳田近藤オスナ松本の負傷離脱、山川の大不振など苦しい時期もあった。しかし、ピッチャー陣は大きく崩れなかった。確かに打たれる時もあったが、ベテラン中堅はもちろん、ルーキー含む若い選手がよく投げていたと思う。

 マジック1で迎えた対オリックス23回戦。

 2017年日本シリーズの「神の手」を思い出すような今宮の「神の足」のホームイン  

 今年から選手会長を務めた周東のタイムリー。

 最後はヘルナンデスが三者連続三振。9分の1の壁をついに超えた瞬間だった。

個人的優勝の立役者

全員です。
 と言いたいところだが、敢えて絞るとするならヘルナンデスだと思う。福岡ソフトバンクホークスさん、実は左の中継ぎがちょっと薄かった。嘉弥真が戦力外となりモイネロが先発転向したことで、シーズン通して計算できる左の中継ぎがほぼいなかった。ヘルナンデスがモイネロの穴を完全に埋め、勝ちパターンの一角を担うことで試合終盤の戦いがかなり楽になったと思う。

 2023年のヘルナンデスの初登板は覚えてる。かなり衝撃的だった。

Ｄ．ヘルナンデス（福岡ソフトバンクホークス） | 個人年度別成績

 投球回0.2回 被安打3 被本塁打1 失点2 防御率27.00。 あまりにもコントロールが悪すぎた。確かにCSで好投したから残留することに違和感はなかったがまさかここまでいい成績を残すとは思わなかった。どうやってコントロールを改善したのか普通に知りたい。
 終盤はオスナに続いて松本も離脱し代理の代理の守護神を務めた。普通は守護神が2人も離脱したらチームは崩壊する。それでもヘルナンデスは守護神としてしっかり仕事を果たした。そして最後は胴上げ投手だ。まさかヘルナンデスが胴上げ投手になるとは1年前は想像もしてなかった。

 序盤はほぼストレートだけで抑えていた。変化球が打たれるというよりはストレートだけで十分抑えられるといった感じだった。中盤は相手の研究や疲れなどもあったのか少し不安定な投球が続いた。しかし、要所要所で変化球を使うようになり、奪三振は減ったがまた安定して抑えるようになった。

 ヘルナンデスは2024/09/24に抹消された。今シーズンはもう投げることはないだろう。最終的な成績は投球回47回 3勝 3敗 24HP 2セーブ 奪三振率13.79。立派な中継ぎエースだ。間違いなく優勝の立役者だ。ありがとう！！！ヘルナンデス！！！！

CSへ

 戦いはまだ終わらない。来月から日本シリーズ進出をかけた戦いクライマックス・シリーズが始まる。まだ順位は確定していないがファイターズがCS出場するのはほぼ確定だろう。今シーズンホークスは対ファイターズと五分の戦いを繰り広げている。特に直近はファイターズとの直接対決に連敗しておりCSへ一抹の不安を残している。ファイターズは強い。特にレイエスが怖い。 逆転スリーランホームランを打たれる未来が容易に想像できる。調子のいいファイターズに4連敗することなんて普通にあり得ると思う。ホークスは過去シーズン1位でCS敗退したこともあれば、逆にシーズン2位でCSを突破し日本一になったこともある。だから正直油断している首脳陣・選手は1人もいないと思う。ファンは応援することしかできない。最後まで隙を見せることなく戦ってくれることを祈っている。