日本シリーズ2024第5戦───
3 連 敗
点が取れない
え?何イニング無得点?調べる気も起きない。もちろん横浜のピッチャーにいい投球をされているからだろうが、それでも日本一と言っても過言ではないホークス打線がここまで沈黙するとは思わなかった。いやー全然繋がらないね。なんか三振多いなと思ってパ・リーグの今シーズンの打撃成績見返してみると、2024年シーズン、パ・リーグで一番三振数が多かったのはホークスだった。ヒットも一番多いから、要するにホークス打線はどんどんバットを振っていくバッターが多いということだ。それが悪い方向に向かうと今回の日本シリーズのように簡単に追い込まれて三振を量産してしまうのだろう。
セ・リーグの方も見てみると面白い事実がわかった。
| チーム | 打率 | 安打数 | 四球 | 三振 |
|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | .259 | 1244 | 436 | 1085 |
| DeNA | .256 | 1246 | 360 | 922 |
打率と安打数はほとんど同じなのに、四球と三振が全然違う。横浜は両方ともホークスよりかなり少ない。こう見ると横浜は早いカウントからバットを振っていくチームに見える。今シリーズでもヒットで繋いで点を取られるシーンが多かった。加えてホークス投手陣が四球を出すことが多いから、余計に点を取られている。本来ならホークスがこういう野球をしたい、シーズンではこういう野球をできていたはずなのに。やはり短期決戦は戦い方がガラッと変わるということなのだろうか。もう負けることが許されない中で、どういう戦い方で第6戦に挑むのか、小久保監督やコーチ陣の腕の見せ所だろう。
舞台は再び横浜へ
負け試合を引きずっても仕方ない。先に4勝したチームが最終的な勝者なのだ。ホークスの先発は有原とモイネロだろう。十分勝ちが期待できる投手たちだ。
第5戦終了後トレンドにも入ってた。皆考えることは同じだ。
おそらく近藤はスタメンで出場させるだろう。投手が良くても点を取れなきゃ勝てない。ただ日ハムがCSでやった1番マルティネス2番レイエスみたいに極端にいじることはしないだろう。第1戦第2戦で勝ったのは山川が打点をあげたおかげだし、福岡の3連戦でも山川近藤の前にランナーをためることはできていた。結局勝敗を分けたのは山川が打ったか打たなかったかである。加えてこっちには第1戦勝利の立役者強打者有原もいる。第2戦終了後、小久保監督は「あと2つ勝ちます」と言った。多分「あと2つ(横浜で)勝ちます」ということだろう。勝利を願って最後まで応援したいと思う。