映画館でもののけ姫を見た。それもIMAXで。
期間限定で再上映されている。昔テレビでよく見ていたジブリ映画。いつか映画館で観たいと思っていた。
え、もののけ姫って2時間半もあるの?そんなに長かったのか。知らなかった。
金曜日に土曜日のチケットを取ろうとしたがほとんど席が埋まっていた。空いているのは端か前。結局前から3列目の席を買った。
ただ以前から最前列で映画観たいなと思っていたからちょうどいい。絶対見にくいと思っているけど実際どうなのか、迫力のある映像体験ができるのか、わたし、気になります。
感想───
まず最前列の感想。普通に見にくい。何度も見たことあるからなんとかなったが、初見の映画だとちょっと辛いかもな。ただ基本映画って情報は下半分になる、つまり上側は屋根とか空とかで下側に地面とキャラクターが描写されるから、何もわからないということはなかったかな。ただ視点を一箇所に留めたまま画面全てを把握するのは無理。視点はあちこち動かす必要はある。
逆にいうと画面の一部に集中してみる機会が多く新しい発見もあった。例えば石火矢の模様。虎の文字や龍の装飾があることに初めて気づいた。あとはキャラクターが遠くにいる場面(背景がメインな感じ?)ではキャラクターを省略して描くと思うけど、その省略加減もはっきりわかった。目がただの点になってるのとか面白かった。
本編の感想。
まずはやはり最初のタタリ神。これを見に来たまである。うねうねの細かいところまではっきりわかってすごかった。あれ手書きだよね?大迫力だった。
IMAXもすごかった。最後、シシガミ様が首を取り戻すシーン地震が来たかと思った。それくらい揺れた。気がした。
もののけ姫はテレビで何度も見たことあるが、ご飯食べながらだったり途中で風呂入ってたりして、全編通して見たことはあまり無いと思う。集中して観るのは実質初めてかもしれない。だからキャラクター同士の関係とか感情とかちゃんと考えながら見ることができた。
例えばアシタカとモロが会話する「黙れ小僧!」のところ。最初、全く会話になってなくて笑った。全然相手の言葉に答えてないやん。
エボシのキャラクターも思ってたのと違うなと感じた。前はかっこいい女傑という印象を抱いていたが、今回じっくり本編を観て、なんかやらかしが多いなと感じた。タタラ場を留守にしている間に侍に攻め込まれているのも間抜けだ。女どもに石火矢持たせて対策したつもりだったのかもしれないが普通に負けかけてるし。そもそもエボシが神殺しをして何の得があるのだろうか?なんか借りがあるようなことを示唆してたが、明らかにジコ坊に利用されているし、本人もそれをわかっているのに特に対応しているようにも見えない。ただ銃打ちたかっただけじゃないのか?求心力はあったかもしれないが政治力はなさそう。最後改心っぽい感じ出してるのもよくわからんし。
これは批判とかつまらないということではなく、じっくり見たことにより新しい発見があったなという話である。こういう発見が面白い。
最後、エンドクレジットが超デカくて笑った。近くで見るとあんなデカくなるんや。
映画館で初めて見るもののけ姫。面白かった。同じ映画を何度も観るのも楽しいね。他のジブリ映画、特に映画館で見たことない映画を映画館で観たいね。ナウシカとかラピュタとか観てみたい。