「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」を観に行った。ガンダムの新シリーズが始まることは噂に聞いていたくらいでそんなに楽しみにしていたわけではなかったが、なんかインターネットが盛り上がっていたのでネタバレをくらって後悔する前に観に行くことにした。
なるべく前知識なしで観たかったから、インターネットでジークアクスについての話題があると察知した瞬間にブラウザバックしたしPVも見なかった。事前に知っていた情報はキービジュアルに3人の少年少女がいること、(水星の魔女に引き続き)女性主人公であること、主題歌を米津玄師が担当すること、挿入歌を星街すいせいが歌っていること、あとマチュのおっぱいで盛り上がってることくらいだった。
まず困惑した。始まる前にカラーのロゴが現れたところでびっくりした。え??!!庵野監督がガンダム作るの!!??そういえば「カラー×サンライズ」みたいなアオリがあった気がした。これは楽しみだと映像が始まったところで、いきなり聞いたことあるナレーション。いや、アナザーガンダムだと思い込んでた。え?宇宙世紀の話なんですか?え、シャア????www!!!??!ww?!!!?あれ?間違えてオリジンのチケット買っちゃった???え!!!??????マジでチケット間違えてないか確認しかけた。映画開始から10分くらいは頭パニックになってた。シャアがサイド7に潜入するって無印機動戦士ガンダムじゃん。ってことはアムロが出てくるのかと思ったらシャアがガンダムに乗るじゃん!!!!????どういうこと!!????!!?シン・ガンダム??!!!????
シャアがホワイトベースの奪取までも成功させたところでちょっと頭も落ち着いて、「はーん、これはアムロがいない宇宙世紀の話だな」と思ったが、いや、じゃあキービジュアルはなんだ?ここからどうあの絵に繋がるんだ!??と新たな困惑に頭が支配された。とにかく、おそらく、これはジークアクスという物語の長いプロローグだな、ということはなんとなく察することができた。
そして、このプロローグはシャア・アズナブルの消失で幕を下ろし、ようやくジークアクスの物語が始まった。まず最初に思ったことは竹さんじゃん!!!!だ。キャラクターデザインが竹さんだった。刀語とか戯言シリーズのキャラクターデザインを担当した方だ。目とか髪への光の入れ方ですぐわかった。へえ、竹さんのキャラクターとシャア・アズナブルが同じ世界に存在することがあるんだ。
ここから先はわかりやすいガンダムだった。主人公はスペースコロニーで過ごす若者。コロニーに突如乱入してくるガンダム。ガンダムに乗り込む主人公。初めての操縦だけどなんとか操作して敵を倒す!!!!いいね、ガンダムだ。
すいちゃんの挿入歌も良かったね。めちゃくちゃ盛り上がるところでで流れてちょっと驚いた。理想を言うとネタバレなしで聞きたかった。(ん?なんか聞いたことあるな?)てなって、エンドクレジットの「星街すいせい」を見て「えええええええええ!!!???」となりたかったが、まあそれは仕方ない。ホロメンの試写会ポストがジークアクス知るきっかけにもなったからね。
こうなってくるとプロローグ、シャアのエピソードの存在が気になってくる。正直最初の一年戦争のエピソードがなくても十分物語としては成立する。シャアとか関係なしによくわからない少年が乗る赤いガンダムがよくわからないけど一緒に戦ってくれる感じでも全然オッケーだったと思う。まあでもカラーと手を組む以上そんなシンプルなガンダムなわけがなかった。まさか無印ガンダムのパラレルから始まるとはなあ。脱帽です。
登場人物たちにはまだ謎が多い。主人公のマチュは赤髪で小柄な女子高生だ。しかし普通の女子高生は積極的にモビルスーツに乗り込もうとはしないし、GPSで人探したりはしない。でも家では普通に家族と過ごしているようで、別に日常への反発から突拍子な行動をするわけではなさそうだ。ニュータイプっぽいから普通の女子高生ではない、いや普通の女子高生ではなくなったと言ったほうがいいかもしれない。でもニュータイプであるかどうか以前に、見た目に似合わないあの行き当たりばったりな性格、何か裏がありそうだ。キャラクター紹介文の
平穏なコロニー暮らしの日常を、どこか偽物のように感じていた
という文章もまるでマチュが別世界の人間であることを示唆しているように感じる。
もう1人の少女ニャアン。名前可愛い。この子はあんまりよくわかんなかったな。厭世的というか感情の起伏が少ないというか。マチュと違ってこの子は巻き込まれたって感じだね。これからマチュに感化されていくのだろうか。
謎の少年シュウジ。思わせぶりはセリフを吐く掴みどころのないやつだ。消えたシャアが乗っていた赤いガンダムの持ち主らしいから何かしらシャアとの繋がりはあるのだろう。
そして、シャア大好きおじさん。公式サイトのキャラクター紹介はキービジュアルの3人しかいないから名前わかんないだけど、消えたシャアを見つけるためならコロニーをぶち破ることも厭わない。クールな雰囲気とは裏腹に言動は結構幼い。このギャップにハート貫かれるファンも多いだろう。
事前情報はなるべくシャットアウトしてたのでテレビシリーズの先行上映版ってことすら知らなかった。複数回に分けて劇場公開されるのかと思っていた。劇場用に再構築してるってことは省かれたエピソードもあるのかもしれないな。キービジュアルの3人の関係値がちょっと薄いなと思っていた。まあ、そこは今後描かれるところかもしれないが。
さて、事前に唯一知っていたマチュの体型についてのネタバレだが、パイロットスーツを着たところでインターネットがマチュのおっぱいで盛り上がっていた理由を理解した。映画見終わった後改めてキャラクターページを見返すと・・・・・・
着痩せしすぎだろ!!!!!!!