「コードギアス 奪還のロゼ」 第3幕を観に行ったので振り返る。
「奪還のロゼ」は反逆・復活の後の世界でロゼとアッシュの兄弟が繰り広げる奪還の物語だ。第1幕ではロゼの正体、ロゼ・アッシュ兄弟の関係性が明らかになり衝撃を受けた。第2幕はダモクレスを相手に札幌の防衛に成功。そしてアッシュの過去が少し明かされた。最後に囚われの皇サクラが影武者であることがアインベルクの1人ヴァルター・リントシュテットにバレてしまう。しかも女風呂で。あのおじさん変態じゃん。
女風呂潜入おじさん
ヴァルターおじさん、実は味方だった。皇サクラはヴァルターおじさんが昔仕えた皇族の娘らしい。シェリーってR2に出てきた人かな。あんまり覚えてないや。でもそれ女風呂で襲う理由にはなってないよ。他にも影武者ちゃんと2人きりになれるシーンあっただろ!
コードギアスシリーズオールスターズ?
第3幕はローランドが放ったと思われる人間ミキサーが各国を襲うところで終わった。その際アキト一行が日本を観光しているシーンがあった。その他にもモブではないと思われるキャラクターが人間ミキサーに反応しているシーンがいくつかあった。自分はルルーシュ以外のコードギアスシリーズはアキトしか観てないからわからないけど、多分ゲームのキャラクターかな?第4幕の予告で「ナイトメアのパイロットを集めろ!」みたいなセリフがあったから、第4幕ではこれまでのこれまでのコードギアスシリーズのキャラクターが登場するのかもしれない。今だにゼロを演じ続けているスザクも反応してたから出番あるかも? アッシュとスザク、どっちが強いのか、私気になります! そして、ナイトメアパイロットといえば反逆のルルーシュお色気担当香月カレンはどうしたよ?第3幕にも予告にもいなかったぞ!また動く紅蓮を見たいです。
強さとは
第3幕ではアッシュは自身にかけられていたギアスが解け、ロゼが偽の弟であったことを知る。アッシュにとってロゼは大切な思い出を汚した憎むべき対象であった。しかし命を賭して自分を助けてくれたロゼ父との約束を思い出し、ギアスにかけられていた時と同じようにこれからもロゼを守り続ける道を選んだ。相反する感情に板挟みになりながらも仁義を通すアッシュの精神が彼の強さなのだと思う。
一方ギアス対策されたロゼはただ乞い願うことしかできなくなってしまう。ギアスがなければこんなもんか、といった感じた。まあ、そもそも相手の言うままに従うしかないあの状況ではどうしようもないとは思うが。とはいえ、ギアスが使えないとただのか弱い女の子になってしまうという印象は受ける。
そこで引っかかるのが影武者ちゃんのセリフだ。横乳ツインテールちゃんが銃を突きつけながら「弱いものは強いものにただ従え」みたいなことを言った時に、「銃で脅すのがあなたの強さですか?」と返していた。影武者ちゃん曰く暴力に頼らない強さをロゼは持っているらしい。いやいや、ロゼこそがギアスとかいうチートを利用して俺TUEEEしてないか?。むしろ相手の意思を強制的に上書きしてる時点で銃で脅すより酷いことしてるぞ。もちろん影武者ちゃんはギアスのことを知らないから、自分を助けるために動くロゼが立派な人間に思えるかもしれないが。
制作サイドがこの影武者ちゃんから見たロゼと実際のロゼの違いを意図的に見せているのか、それともただ影武者ちゃんとロゼの信頼関係も見せたいだけなのかわからない。個人的には前者であって欲しい。最後の第4幕でこの認識のズレを解決してくれるような展開を見せてくれることを期待している。
第4幕へ
今まで何したいのかよくわかんなかった寡黙仮面おじさんことアーノルドがついに動き出した。世界中に喧嘩売るのはいいとして一般人を巻き込むのはなかなか悪どいですね。確かに1機のダモクレスより1000台の人間ミキサーの方が脅威ではある。ただ結局人間ミキサーで何をしたいのかはわからん。世界を支配したい系ですか?素顔を隠しているのも意味があるのかな。
ロゼの目的は最初から変わらず影武者ちゃんの奪還だ。正直言うと影武者が影武者としての役割をしっかり果たしている以上、本物は大人しくしとけよとも思うが。皇サクラの仕事は北海道の奪還だろ。もちろん影武者ちゃんを救ってハッピーエンドも嫌いじゃない。ただ「ギアスという王の力は人を孤独にする」という法則から大きく外れたものにはなってほしくはない。
一方アッシュの目的は完全にアーノルドへの復讐だろう。きっちりしっかりぶっ飛ばしてほしい。そしてこの戦いが終わったらイチゴ畑でラズベリーさんと穏やかに過ごしてほしい───